シュレディンガーのななふく

重ね合わせの中で生きる人のちょっと長い話

59|おっぺしゃん

今日はおっぺしゃんに行ってきた。そのたびに気になるもの、

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1:アンケート用紙

これである。

選択肢が極端だったりベクトルがおかしかったりする(伝われ)など、突っ込みどころが多いのだが、やはりこのブログの趣旨として突っ込むべき所はやはり右上の性別欄だろう。

過激派なので「その他」の選択肢がないものは無記入で通したりすることがあるが、今回は「いずれかに○をつける」形式ではなくこのように人数を書く回答形式なので、大喜利がてら少し考えてみることにした。

まずはこちら。

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2:身体の性別(sex)に合わせる

いやしかし、高々アンケートごとき(失礼)に身体の性別の概念を持ち込むのって何か違くないですか。どこがおかしいかっていうか病院の問診票でもないのにっていう感じ(伝われ)、いやそもそもどちらかといえば少し女性寄りの性自認なのでなんとも言えぬしあああああああああ(ここでフリーズする)

ならば、次はどうか。

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3:性自認(gender)に近いものに合わせる

確かに少しは近づいた・・・のだが、何か違う。いやそもそもアンケートにおける性別って、どの概念を求めているのかわからないんですよ本当に。アンケートをとって統計をとりたいっていう時にはたして顧客の「身体の性別」の情報を大まじめに求めているのか、あるいは「性自認」の多様性を認めて実際の「身体の性別」の統計からズレた値を許容していいのかどうか、いろいろ考えるとやはりどう答えたらいいのかわからなくなるんですよね。

そこで、こうしてみる。

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4:人数の情報だけ書く

あるいは、思い切って

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5:「不定」あるいは「他」に訂正する

なんてこともできる。もしかすると次回以降性別欄として「その他」が増えていたり、あるいは単に人数だけを答えさせる形式に変わっていたりするかもしれない。それはワンチャンある。

では、この答えはどうか。

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6:「重ね合わせ」であることを数字で表した

私は男人格と女人格の重ね合わせだから、半分ずつだよね、という考え。これはアリなのだろうか。まあナシなんでしょうけど。

また、さらには

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7:性自認の割合をそのまま表した

・・・などということもできなくはない(なんだよ0.41人って)。しかし、当然と言えば当然なのだがこれが(今の)私の正確な性別に最も近いものなのだ。だが、統計を取る側としては「は?」となるだけである。難しい話ですね。

というわけで散々言ってきたことではあるが、性別を2つに分けてしまうのはいささか無理があるといえる。私のようにどのように答えるか迷う人は必ず出てくるはずであるからだ(現に私が困っているのだから)。

まあくだらない話でしたが、少しでも考えるきっかけになれば嬉しいです。ここまでつきあって下さった皆様、ありがとうございました。

それでは、ごきげんよう